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一級建築士試験

先日7月28日に一級建築士学科試験が行われました。
受験されたみなさま、まずはお疲れ様でした。

結果がよかった方はホッと一息という感じだと思いますが、
10月2週目に行われる設計製図の試験のための準備がすぐ始まります。



学科の試験は選択式のマークシートを用いた試験でしたが、
設計製図の試験は予め与えられた課題に合致する建物を実際に設計する力を図るという試験です。

6時間半の制限時間内に図面上に表現しきるという作図力はもちろん、
試験当日に発表される詳細な要求条件を読み取る読解力、
要求条件を法律に合致させる建物にしていくための設計力、
設計主旨や構造・設備の採用理由などを説明するための文章力など
様々な知識・技能が求められるのがこの製図試験の特徴です。

学科試験と製図試験、両方合格して晴れて一級建築士になれるのは
わずか10%程度という大変狭き門の国家試験です。



過去には以下のような用途の建物が出題されました。


平成30年 健康づくりのためのスポーツ施設

平成29年 小規模なリゾートホテル

平成28年 子供・子育て支援センター
      (保育所、児童館・子育て支援施設)

平成27年 市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅
      (基礎免震構造を採用した建物)

平成26年 温浴施設のある「道の駅」

平成25年 大学のセミナーハウス

平成24年 地域図書館
      (段床形式の小ホールのある施設である。)

平成23年 介護老人保健施設
      (通所リハビリテーションのある地上5階建ての施設である。)

平成22年 小都市に建つ美術館

平成21年 貸事務所ビル
      (1階に展示用の貸スペース、基準階に一般事務用の貸スペース)

平成20年 ビジネスホテルとフィットネスクラブからなる複合施設




オリンピックや健康志向の高まりを受けての「スポーツ施設」
インバウンド需要や国内旅行の人気上昇からの「リゾートホテル」
待機児童問題の解消や保育環境の向上の観点からの「子供・子育て支援センター」

などなど、製図試験の題材になる建物は、世相を反映したものになっている。と、
よく言われます。



社会の需要がある分野の建物の設計を通じて建築士が生まれることは、
建築士の社会的な意義から考えてもとても有益なことだと思います。



そんな中で今年の課題は、美術館の分館』

近年では都市部の大型の美術館というよりも、
富山県美術館や大分県立美術館のように、
地方都市の公立美術館が計画される傾向にあるようです。

この鳥取県においても県立美術館の計画が進んでいて、
県民の関心も高まってきており、話題としても大変ホットな時期になっています。


また、昨今の社会情勢を鑑み、
”既存が手狭になったから建替えて増床”という計画とせず、
今後の必要床面積の増減に柔軟に対応出来る思考を育むために、
敢えて”分館”という出題形式が取られたのかな、
と個人的には分析しています。



何を隠そうこの記事を書いている私自身も、
10月の製図試験を受ける身であります。

この機運に乗じて、必ずや今年の製図試験を突破します!!!


by hakutosekkei | 2019-08-05 11:12 | 日常

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